中野区立平和の森小学校

はじめに

 平和の森小学校は、平成23年4月1日、旧野方小学校と旧沼袋小学校が統合してできました。
 中野区のほぼ中央、妙正寺川の南側の高台に位置しています。富士山や近くの山々、新宿副都心などの近隣を眺望することができます。平和の森公園や水再生センター等が隣接し、公務員官舎、社宅、一戸建て住宅が立ち並ぶ閑静な住宅街にあります。
 令和3年6月11日には、開校して満10年を迎えました。同年11月6日には、地域や来賓の皆様をお迎えして、平和の森小学校開校10周年記念式典を挙行しました。

校長挨拶

 令和6年4月1日に着任いたしました、山崎義弘と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 本校は、子どもを第一に考え、「子どものために、子どもとともに」を合言葉に、全教職員が一丸となって働く学校、保護者・地域と連携・協力する学校を目指します。
 学校は、子どもの未来のためにあり、子どもが今も将来も、幸せに生きていくための生きる力を身につけ、人格を形成するところです。そのために、学校は、子どもにとって、知的好奇心が満たされ、成長が実感され、未来への期待と自信がもてる場所とならなくてはなりません。
 子どもたち一人一人が、個性と能力を発揮し、人間性豊かにより高い自分の夢や希望を実現できるよう、学校は、常に最善を目指して教育環境を整えていきたいと考えます。そのためには、一人一人の子どもの実態や心の変容を的確に把握し、明確な指導目標のもと、組織的・計画的な教育活動を展開する必要があると考えています。
 教職員は、子どもたちのために、変化に臆せず、自らすすんで工夫・改善・創造に取り組み、指導技術や職務にかかわる知識・技能を磨き、互いに交流し合います。
 教師にとって、授業力を磨くとともに、児童理解力やコミュニケーション能力等を高めて学級経営力を磨くことが、最優先の課題です。なぜなら、教師は、日々、子どもたちと直接かかわり、子どもたちを育む存在であり、子どもたちにとって最大の教育環境であるからです。
 課題解決への教師の努力があってこそ、子どもたちは、笑顔で登校し、学習に意欲的に取り組み、友情を育み、活動することに喜びを発見できると確信します。過去の功績や成功に執着せず、新しい時代に対応した学校教育を創造する教職員集団を目指して、常に建設的に議論し、異論に学び合います。
 教職員一人一人の心身の健康と、教育に携わるものとしての充実感のもてる職場とします。
 教育には、不断の努力が必要です。教育の目的は、「人格の形成」です。「形成」することが目的であるから終わりのない営みです。すなわち、不断の努力が必要ということになります。不断の努力を支える源は、教職員の使命感や情熱、そして、それを支える心身の健康です。教職員一人一人が健康で、心の充実が図られなければ、教育への情熱、意欲は生まれません。私たち教職員が、教育に携わることにやりがいを感じ、生きがいとして行けるようにしたいと考えます。
 チーム学校として、すべての子どもをすべての教職員で導き、支え、育てます。
 これからの子どもたちは、多様性が求められる時代に生きます。学校教育を取り巻く課題と問題は多様化しています。そのため、現在の教育には、一人の担任教師だけでなく、その他の教職員、そして、学校運営に携わるすべての関係者の力が不可欠です。
 子どもが生き生きと活動する環境は、学校運営に携わるすべての教職員により整えられます。したがって、私たち教職員は、教育課程の充実、子どもたちの心身の安心、安全で清潔な施設の整備、正確・迅速な事務処理等について、常に努力を重ねる存在であるとともに、課題解決・問題解決のためにコミュニケーションを図って協力し、一丸となる必要があります。一人ひとりの教職員が自己研鑽に励み、互いに切磋琢磨し、一丸となって行動し、苦労があってもやり遂げるチームとして教育に取り組む学校でありたいと考えます。
 計画的で一貫性があり、透明性のある学校経営を行います。
 計画的で一貫性のあるものは、分かりやすく、活動の見通しがもてます。透明性があるとは、現状や見通し、方策が示され、視覚化されているということです。子どもたちにとって分かりやすく、見通しがもてるとき、子どもたちは安心し自信をもって力を発揮することができます。また、計画的であることは事故を防止します。一方で、保護者、地域の方々にとって、分かりやすく、見通しがもてるとき、保護者や地域の方々から理解され共感されます。以上のことから、目標やねらい、具体的な手立てについての意図や根拠を明確にし、説明を行うことが肝心です。 一貫性のある教育を行う基盤となるのが、都や区の教育目標を踏まえた学校経営方針です。学校経営方針及び教育計画の十分な説明と、学校公開や保護者会、道徳の授業地区公開講座、学校評議委員会等を計画的に行い、透明性のある学校経営を行います。

中野区立平和の森小学校 校長 山崎義弘

学校経営の方針

学校の教育目標と目指す児童像

学校の教育目標  中野区教育委員会の教育理念「一人ひとりの可能性を伸ばし、未来を切り拓く力を育む」をふまえ、
 人権尊重の精神を正しく理解し、豊かな心をもち、主体的に生きる人間の育成を目指し、次の児童像を掲げて教育を推進します。
目指す児童像 かしこく…学び合いの中で、思考力・判断力・表現力を身に付け、自ら学ぶ子ども
やさしく…規範意識が高く、相互理解に努め、人のために尽くす子ども
たくましく…心身ともに健康で、体力・気力・意欲に満ち、レジリエンスの高い子ども

令和6年度 学校経営の方針

左の画像かこちらの文字をクリックすると、PDFファイルをご覧いただけます。

学校の概要

学校情報

所在地 〒165-0026 東京都中野区新井3-29-1
住所をクリックするとGoogleマップが開きます。
電話・ファックス Tel 03-3389-1451  FAX 03-3389-1452
開校 開校 平成23年4月1日  開校式 平成23年6月11日
校長・副校長 校長 山崎義弘  副校長 福田かほり

校章の由来

 円形にデザインされた形は、本校の特色でもあるコミュニケーションを表しています。
 三本の幹は、本校が「知・徳・体」のバランスのとれた子どもを育む教育活動を推進していくことを表している一方で、本校がこの木のように枝を広げ、本校を軸に子どもや地域とつながり、地域の学校として発展していくコミュニティスクールであることを表しています。
 また、子どもたちがこの木のように、太く大きな根を大地に張り、教職員や友達、家族や地域の方々からの光をあびて、高い理想に向かって大きく立派に育ってほしいという願いを込めています。

校歌

「君はたからもの」 作詞:伊沢 弘  作曲:後藤 浩明
1 君がうれしいときには、いっしょに笑おう
  明るい笑顔で 明日を夢見る かがやく瞳
  今 あたらしい未来が はじまるよ
  さあ 進もう 手をつなごう 理想の道を
  ああ 仲良く生きる 平和の森
  君は たからもの

2 君が かなしいときには いっしょに語ろう
  明るい笑顔で ここで出会った よろこび胸に
  今 あたたかい心が めばえるよ
  さあ 歌おう 肩をくもう 希望の歌を
  ああ やさしく生きる 平和の森
  君は たからもの
  君は たからもの

沿革

平成23年 4月 1日    開校
平成23年 6月11日    開校式
平成23年 5月31日    第1回運動会
平成23年10月14日    第1回全校遠足
平成24年 3月9・10日  第1回音楽会
平成24年 3月22日    第1回卒業式
平成24年 7月23日    わくわく教室開始
平成24年11月 9日    第1回展覧会
令和 3年11月 6日    開校10周年記念式典挙行
令和 3年12月17日    令和2・3年度東京都教育委員会人権尊重教育推進校研究発表会